長く遊べるようにと、年上向けのおもちゃを選んでしまう気持ちはよくわかります。ですが安全を考える際、特に小学校就学前までのお子さんには、その時々の心身の成長にぴったりと合うおもちゃや楽器を用意することがとても大切です。
この年頃の数カ月は大人になってからの数年にも値するもの。何年も遊べなくても、育ちに寄り添う良質のおもちゃは、間違いなくかけがえのない宝物になります。子どもの年齢・月齢と発達については[子どもの発達とおもちゃ]でご紹介します。
ショップ改装のため来春まで休店いたします。新規のご注文は頂けませんのでご注意ください。
既にご予約頂いている商品のご発送と、ご購入商品についてのお問合せ業務は継続しております。
ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
避けられるはずの事故は上手にさけて、安心して遊んで頂くためにも必ず目をお通しください。
素敵なおもちゃを目にすると心が踊ります。でも、はやる気持ちをいったんしまって深呼吸しましょう。安全に有意義に遊んで頂くためのポイントです。
長く遊べるようにと、年上向けのおもちゃを選んでしまう気持ちはよくわかります。ですが安全を考える際、特に小学校就学前までのお子さんには、その時々の心身の成長にぴったりと合うおもちゃや楽器を用意することがとても大切です。
この年頃の数カ月は大人になってからの数年にも値するもの。何年も遊べなくても、育ちに寄り添う良質のおもちゃは、間違いなくかけがえのない宝物になります。子どもの年齢・月齢と発達については[子どもの発達とおもちゃ]でご紹介します。
玩具には様々な安全基準があります。日本の玩具協会の基準、EUの製造物の基準などなど・・・。いずれも厳しい審査基準となっています。製品の強度、素材に含まれる有害物質などを個人で調べるのは困難です。こうした基準をクリアしているおもちゃを選ぶことも大切なことの一つです。なかには賠償制度などを備えた基準もあります。各安全基準や認証の詳細は[安全基準・認証のご紹介]でご紹介します。
ご家庭の中で「お子様のためのスペース」を確保することは、必ずしも容易な事ではありません。しかし、どんなに安全に配慮されたおもちゃでも、遊ぶ環境や遊び方次第では危険なものになりかねないのも事実です。まずは乳幼児に危険なものを、確実に手の届かないところに遠ざける事。そして、お子様が落ち着いた気持ちで遊びに取り組める空間をつくれるとよいですね。
贈り物をする際は、先様のいらっしゃる環境に適さない場合もございます。大型のものや音の大きいもの、小さなごきょうだいがいらっしゃるご家庭に大きなお子様向けの贈り物をする際などには、事前に先様にご相談されるのもよいでしょう。
子どもの遊び場には様々なシーンが訪れます。子ども同士の喧嘩、玩具の誤用、物の散在する場で飛び跳ねる等など・・・異年齢のお子様が混在する場では特に危険が増します。大人が張り付いて常に監視をするのは現実的とは言えませんが、お子様のいる「場」に意識を向け続けることは必要です。とはいえ小さなお子様の遊びにつきあうのは、常に気が抜けず大変な忍耐を要する場合があります。複数の大人が、かわるがわるお子様に向き合えると良いですね。
大切な人と一緒に遊ぶ経験がお子様の成長を促します。特に低年齢の場合、おもちゃを与えるだけでは遊びは成立しません。一緒に遊ぶ大人の好みも、実はとても重要なのです。ゲーム好き、建築好き、運動、車、虫、ごっこ遊び、洋服、音楽好き・・・大人の好みだっていろいろありますよね。素材の質感や作りの良さなど、そばにあって心地よいと大人が思える要素も大切です。ママの気持ちが落ち着く素敵なお人形やオルゴール、パパがワクワクする積み木やボールトイなど。日々の遊びが素敵な思い出作りになるような、お気に入りが見つかるとよいですね。
子どもの発達を追ってみました。
発達には必ず個人差があります。
ひとりひとりの歩みこそが尊いものですから、参考としてご覧になってください。
セーフティ・トイマーク。国内玩具メーカーの業界団体である(社)日本玩具協会が定めた自主基準です。
第三者検査機関によりST基準(機械的安全性、可燃安全性、化学的安全性)に適合していると検査で認められた製品にSTマークが付与されます。STマークの付与された全ての商品について対象年齢の表示が義務付けられています。STマーク付きの玩具の欠陥が原因で事故が起きた場合の補償金、見舞金制度もあります。
昭和23年から6才未満の子どもが使う玩具は「食品衛生法」の規制を受けることになっています。
食品衛生法ではおもちゃの種類や原材料ごとに規格を設け、有害物質の溶出基準などを定めています。商用で日本に輸入される玩具についても規制の対象となります。当ショップで取り扱いのある輸入玩具のうち対象年齢が6才未満の商品は、全て輸入販売元により食品衛生法の評価基準への適合が確認されています。
欧州連合(EU加盟国)の法律に基づいた「製造物製造基準」に適合していることを示します。
EN 71(Safety of toys)への適合が必要とされ、機械的及び物理的性質、可燃性、特定成分の移動、化学実験器具及び関連製品、実験器具以外の化学玩具、年齢警告表示のための図形記号、有機化合物等について詳細な規則があります。第三者認証機関により所定の適合性評価が行われます。
玩具は口に入ることも想定されるため、塗料やワックス、接着剤についても安全性について厳格な規定が設けられています。
当ショップで取り扱いのある輸入玩具は全てこの法的基準に適合しています。またプラスチック類に関しては、環境ホルモンに影響を及ぼす疑いのあるフタル酸エステルは使用されていません。。
ドイツの製品安全法(ProdSG法)にもとづいて検査され、安全性が認証された製品に付けられるマークです。
GS認証は認証機関として正式に認定を受けた機関のみが行うことができ、その認証機関に対しては信頼性や独立性が要求されます。GSマークの認証の際には、製造工場の品質管理体制も問われ、製品の製造工場の検査は1年もしくは2年に一度実施することが義務付けられています。
GSマークは、製品の安全検査と継続的な生産管理が行なわれていることの証明として、ドイツだけでなくさまざまな国で受け入れられています。
”子供たちに与えたい良い玩具がない”という母親の素朴な疑問がきっかけになって発足し、産業社会が急速に発展した1950年代から活動を続けているドイツ優良玩具審議会(「子供の遊びと玩具」審議会)推薦マークです。
審議会の構成として「玩具業界との関係がなく中立であること」「多分野からの複合体であること」「学術面と実践面の知識から成り立つこと」が掲げられています。教育者・デザイナイー・心理学者・医師が中心となって、ヨーロッパの優れた玩具を選びこのマークを付与しています。
安全性はもちろん、子どもの発達段階に合わせ想像力をかきたて、成長と助けるような創意工夫も評価項目として重視されています。
「エコテスト」は1985年にジャーナリストたちが集まり、設立・創刊されたドイツの情報提供雑誌で、ドイツ国内の消費者から高く評価・支持されています。
独立した民間機関で独自に製品テストを行いその情報誌を消費者に公開しています。「健康を害したり、地球を汚したり、資源の無駄遣いが行われていないか」などを分析します。
テスト結果は4段階(推奨できる、やや推奨できる、あまり推奨できない、推奨できない)に分類されています。
ビオランド(ドイツ有機栽培協会)は1971年に設立されたドイツ最大の有機農業協会です。
原材料が100%有機栽培であるものに対してのみ認定マーク表示を認めています。ドイツ国内での認知度は非常に高く、信頼される商標となっています。当ショップで取り扱いのある商品の中には、ビオランドの認証を受けたコットンや羊毛などの原材料を使用しているものがございます。
1978年設立の米NPO法人Parents' Choice財団による、子ども向け製品の品質評価プログラムです。
書籍〜ゲーム、ソフトウェア等まで多岐に渡る製品に対し評価を行い、親や保育者、教育者、メディアに対して情報提供を行っています。クラシック、ゴールド、シルバー、推奨、承認等のグレードがあります。
未来の世代のために森林を保護することを目的として、環境、社会、経済の3つの分会で構成されるNPOによる認証です。
1992年の地球サミットで、森林減少の抑止に向けた合意を生み出せなかったことから、企業・環境保護活動家・様々なコミュニティーの長などが集まり結成され、世界80カ国に活動を広げています。
1984年に設立されたNPO法人日本グッド・トイ委員会が推薦するおもちゃに付与されるマークです。
同法人は「東京おもちゃ美術館」の設立運営、木育広場を自治体や企業と連携し設置している他様々な活動を実施し、子どもの育ちを支える優れたおもちゃの普及に向けて活動をしています。
ドイツに本拠を置く第三者試験認証機関です。日本語では「技術検査協会」の意味になります。GSマーク、テュフマークの認証、CEの適合証明等を行っています
各国で地元の関係者によって独立に設立運営されている森林認証制度を国際的に共通するものとして承認するための国際的NGOです(1999年運営)。現在は、36か国の森林認証制度が加盟している世界最大級の森林認証です。
持続可能な森林管理のために策定された国際基準(政府間プロセス基準)に則って林業が実施せれていることを第三者認証する「森林管理認証」、および、紙製品や木材製品など林産品に関して、森林管理認証を受けた森林から生産された木材やリサイクル材を原材料として一定の割合以上使用していることを第三者認証するCoC認証があります。
製品の使用にともない発生した国内の事故 ※1) のうち、家庭内で起きた子どもの事故の、実に3割ちかくが玩具の使用に伴うものであることをご存知でしょうか?
なかには大きな事故につながったケースもあります。大人が知っておくことがとても大切です。
NITE:独)製品評価技術基盤機構に寄せられた製品事故(製品使用中の事故)のうち、子ども ※2) の事故は5年間(H19〜H23)で約1,000件、うち家庭内の事故は半数の約500件にのぼりました。なかでも約3割の137件が玩具の使用時に発生したもので、大きな割合を占めています ※3) 。
H8年発表の国民生活センター発表の消費者被害注意情報では、H4〜8年までの4年6カ月の間に寄せられた玩具による事故情報全480件のうち、全体の83%が0〜5歳までの未就学児でした。なかでも0〜3歳児の事故件数が顕著に多く、これは子どもの発達過程と大きく関係しています。
性別毎にみると男児315件、女児163 件であり、男児が女児の約2倍となっています ※4) 。
上記国民生活センター発表の消費者被害注意情報では、子どもの事故原因が年齢毎に変化することも挙げられています ※4) 。0〜5才では誤飲等が大きな割合を占め、6〜12才では眼の傷害が増加します。発達の過程に適した玩具やあそびの環境を用意することが大切です。また、異年齢の子どもが同じ場所で遊ぶ場合は、特に様々な種類の危険への配慮が必要となります。遊び場にたくさんのおもちゃが混在することは、必ずしも良質の“遊び”には結びつかない点には大人がご注意ください。