安全基準・認証のご紹介
Product safety and standardization
玩具にはいろいろな安全基準や推奨マークが存在します。
ご紹介するのは、いずれも厳格な審査のもと付与されているものです。
お子様のおもちゃを選ばれる際には是非目印になさってください。
1.CEマーク
欧州連合(EU加盟国)の法律に基づいた「製造物製造基準」に適合していることを示します。
※当ショップの輸入玩具は全てこの法的基準に適合しています。またプラスチック類に関しては、環境ホルモンに影響を及ぼす疑いのあるフタル酸エステルは使用されていません。。
2.EN71
1988年に制定された欧州の玩具安全規制(EN 71:Safety of toys)のこと。Part 1〜Part 13に分類されており、機械的及び物理的性質、可燃性、特定成分の移動等様々な項目について詳細な規則があり、第三者認証機関により所定の適合性評価が行われます。
Part 3では、6歳以下の小児用として設計された玩具中の重金属類が、健康に影響を与えるレベルで含まれているか否かを調べる溶出試験があり、塗料やワックス、接着剤についても安全性について厳格な規定が設けられています。
※当ショップの輸入玩具は、全てこの法的基準に適合しています。またプラスチック類に関しては、環境ホルモンに影響を及ぼす疑いのあるフタル酸エステルは使用されていません。。
3.食品衛生法
おもちゃは子どもの口に入るという観点から、日本では昭和23年から6才未満の子どもが使う玩具について「食品衛生法」の規制を受けることになっています。食品衛生法ではおもちゃの種類や原材料ごとに規格を設け、有害物質の溶出基準などを定めています。
※当ショップの輸入玩具のうち、対象年齢が6才未満の商品は全て、輸入販売元により日本の食品衛生法の評価基準への適合が確認されています。
4.GSマーク(Geprufte Sicherheit=“安全性確認済”)
ドイツの製品安全法(ProdSG法)にもとづいて検査され、安全性が認証された製品に付けられるマークです。GS認証は認証機関として正式に認定を受けた機関のみが行うことができ、その認証機関に対しては信頼性や独立性が要求されます。
GSマークの認証の際には、製造工場の品質管理体制も問われます。製品の製造工場の検査は、ドイツ製品安全法により1年もしくは2年に一度実施することが義務付けられています。
GSマークは、製品の安全検査と継続的な生産管理が行なわれていることの証明として、ドイツだけでなくさまざまな国で受け入れられています。
5.シュピ−ル グ−ト(spiel gut)
”子供たちに与えたい良い玩具がない”という母親の素朴な疑問がきっかけになって発足し、産業社会が急速に発展した1950年代から活動を続けているドイツ優良玩具審議会(「子供の遊びと玩具」審議会)推薦マークです。
審議会の構成として「玩具業界との関係がなく中立であること」「多分野からの複合体であること」「学術面と実践面の知識から成り立つこと」が掲げられています。
教育者・デザイナイー・心理学者・医師が中心となって、ヨーロッパの優れた玩具を選びこのマークを付与しています。
安全性はもちろん、子どもの発達段階に合わせ想像力をかきたて、成長と助けるような創意工夫も評価項目として重視されています。
6.エコテスト(ÖKOTEST)
「エコテスト」は1985年に有志のジャーナリストたちが集まり、設立・創刊されたドイツの情報提供雑誌で、ドイツ国内の消費者から高く評価・支持されています。
独立した民間機関で、独自に製品テストを行いその情報誌を消費者に公開しています。「健康を害したり、地球を汚したり、資源の無駄遣いが行われていないか」などを分析します。
テスト結果は4段階(推奨できる、やや推奨できる、あまり推奨できない、推奨できない)に分類されています。
7.ビオランド(Bioland)
ビオランド(ドイツ有機栽培協会)は1971年に設立されたドイツ最大の有機農業協会です。原材料が100%有機栽培であるものに対してのみ認定マーク表示を認めています。ドイツ国内での認知度は非常に高く、信頼される商標となっています。
8.ペアレンツチョイスアワード(Parents' Choice Awards)
1978年設立の米NPO法人Parents' Choice財団による、子ども向け製品の品質評価プログラムです。書籍〜ゲーム、ソフトウェア等まで多岐に渡る製品に対し評価を行い、親や保育者、教育者、メディアに対して情報提供を行っています。クラシック、ゴールド、シルバー、推奨、承認等のグレードがあります。
9.FSC森林認証(Forest Stewardship Council)
未来の世代のために森林を保護することを目的として、環境、社会、経済の3つの分会で構成されるNPOです。1992年の地球サミットで、森林減少の抑止に向けた合意を生み出せなかったことから、企業・環境保護活動家・様々なコミュニティーの長などが集まり結成され、世界80カ国に活動を広げています。
10.テュフズード(TÜV SÜD)
ドイツに本拠を置く第三者試験認証機関です。日本語では「技術検査協会」の意味になります。GSマーク、テュフマークの認証、CEの適合証明等を行っています。
11.PEFC 森林認証プログラム(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)
PEFCは、各国で地元の関係者によって独立に設立運営されている森林認証制度を、国際的に共通するものとして承認するための国際的NGOです(1999年運営)。36か国の森林認証制度が加盟している世界最大級の森林認証です。持続可能な森林管理のために策定された国際基準(政府間プロセス基準)に則って、林業が実施せれていることを認証する「森林管理認証」と、紙製品や木材製品など林産品に関して、森林管理認証を受けた森林から生産された木材やリサイクル材を原材料として一定の割合以上使用していることを認証するCoC認証があります。
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