形への認識が育つ1歳頃からのおもちゃです。記憶力がついてきて、「見えないけれど、中に物が入っている」という『保存性』を理解するようになると、覗き穴から中の積木をみて確認したり、箱を開けて中身を出すことも新鮮な遊びの一つになります。
そしてカギの存在。カギを上手に使って閉めたり開けたりが出来るようになるのはまだ先ですが、ドアが開いたりあかなかったりも、刺激的な遊びになります。自分で使えるカギがあるのは、小さなお子さんにとって嬉しいものですよね。
大人には面白みがわかりにくいかも知れませんが、「身につきはじめた能力を、使ってみること自体が楽しい」という、赤ちゃんの遊びへの深い理解のあるおもちゃ。1965年から変わらず愛されている、ヴァルターさんの定番ラインナップです。
中身の積木を紛失したら、別売の補充用パーツもあります。
ポイント
Features
カギが閉まる仕組みは扉の裏。まわすことでかんぬきがかかるようになっています。ごっこ遊びの金庫や宝箱としても活躍します。
型はめボックスとしては小型の12cm×12cm×10cm。小さなお子さんなら膝に乗るサイズ。収納の心配も少ない手頃さが嬉しいですね。
作り手の想い
policy
「品質は成り行きに任せてもついてこない」。ヴァルタートイは、素材や手触り・耐久性などに徹底的にこだわりつつも、子どもの発達に寄り添った、想像をかきたてるような シンプルなものづくりが光ります。
1889年創業、はじめは自宅の居間で制作を始めたというヴァルター社は、親子3代にわたり100年以上木のおもちゃをつくり続けてきました。2006年の閉鎖は日本にも衝撃を与えました。現在は同じくドイツの玩具メーカーnic社により WALTERブランドが引き継がれ、私達が手にすることができます。
半世紀以上にわたり愛されてきたヴァルタートイ。おもちゃが子どもの手に渡った“その先“を考え抜いてくれた作り手さんのおもちゃが、いつまでも多くのお子さんの手に届きますように。おもちゃ屋としても、願ってやまないおもちゃの一つです。