ドイツに住まう日本人のナナさんが、ご自身のお子さんに人形を作って与えたのが原点のナンヒェン人形。ひとつひとつ手作された布製のラトルです。
お顔も全て手書きで個性があります。作りこまれていない柔らかな表情は、日々の喜怒哀楽をともにするお友達として、小さなお子様から大人まで愛されています。
ラトル・キャロットは可愛らしいこけしを思わせる顔立ちで、黄色い服、むいたバナナの皮のような白いエリ、パクッと食べたくなるような白の帽子をかぶっています。バナナの妖精のようでもあり、おくるみにくるまれた赤ちゃんのようでもあります。
人形の内部に鈴が入っていますが、リンリンではなく、カラコロ…とかすかな音をたてます。大きな音は出ないので、公共の場でも安心して持たせてあげられますね。
人生のスタートの時期から、素材の良さと 手仕事の風合いを楽しんで欲しいとの願いが込められています。
メーカー
Manufacturer
NANCHEN(1983年設立)
シャウエンブルグ西部の美しい田園地帯の街にあるナンヒェン。素材の良さと、作りの美しさ、そして子どもに寄り添うような温かみのあるお人形で30年以上愛されています。15名ほどのスタッフが手作りの人形を世界へと送りだしています。
赤ちゃんが安心してふれられるよう、素材は全て、厳しい事で知られるドイツ・ビオランド(有機栽培協会)の認定を受けたオーガニックコットンで、羊毛も同じくビオランド認定を受けた牧場のものを使用しています。さらに染料は植物性の手染めというこだわりが貫かれています。
2012年、ナンヒェンの経営はナナさんと夫のペーターさんから、幼い頃ナンヒェン人形で遊んだという地元の二人の若者の手へと受け継がれています。